面白いものをつくるにはどうすればいいのか考えてみた。
「面白いラジオ番組をつくりたい。」
地球に落下しようとしている巨大隕石に爆弾を埋めこんだあと、義理の息子を船内に送り返そうとしている時にふと、そんな思いが脳裏をかすめました。私はラジオをよく聴くのですが、パーソナリティの方々の巧みな話術には本当に感服するばかりです。
私もこんなふうに、どんな話題からでも面白い話に派生させられる話術が欲しいなあとおもうわけですよ。あわよくば全国ネットの深夜枠に番組をもってみたいと…。
とはいえ、さすがに「しゃべくり」を生業にしている人たちにはかなう訳がありません。石油掘りしか能がない愚かな私でもさすがにそれくらいは察しがつきます。
「うーん。さすがに無理かー」
と、完全にあきらめモードで、巨大隕石の上から地球を眺めていたのですが、爆弾のスイッチに指をかけ、力を込めた瞬間、
「ネットラジオがあるじゃん…」
ということに気がついたのです。
その直後、無残にも私の身体は隕石もろとも木っ端みじんとなって、宇宙の彼方へ散っていきました。
まあ、後日右のふくらはぎだけNASAが回収してくれたんですけど。そういうわけで今、右のふくらはぎの筋肉のけいれんだけでこれを書いています。 ちょうど、キーボードの上でわりと大きめの肉塊がうごめいているような状態です。
〇何からはじめるべきか
さて、ネットラジオを始めたいんですけど、何から手をつけたらいいのでしょうか。
軽く調べてみたところ、手順は簡単っぽいです。ざっくりいってしまえば、友達と適当に喋ってるのを録音して、Youtubeとかにあげればいいわけです。
そんなに簡単なら見切り発車で始めてもいいんですけど、なんだかスベりそうですよね。だいたい面白い事を言おうとするとスベるんですよ。この記事の導入みたいに。
どちらかというとラジオのつくり方というよりは、スベらない方法が知りたい。
どうやったら、面白いものがつくれるのか?
〇面白いものをつくるコツ?
話は少し変わりますが、数々の傑出したアニメ作品を産み落とした鬼才、宮崎駿が作品を作る時、最初に何をしているかご存知でしょうか。
それは
まず、一枚の絵を描く。
です。
最初に描きたいシーンを決めて、それをガーっと描いてしまうわけです。それができたら、
「どうすればそのシーンに辿り着くことができるのか?」
を考えて、ストーリーを肉付けしていきます。つまり、クライマックスを最初に描いて、あとから前後を考えるみたいなイメージでしょうか。あの「崖の上のポニョ」は高波の上を走るポニョの姿を描いた一枚の絵から始まったらしいです。
〇絵は描けなくても大丈夫!
実際に絵を描く必要はありません。これって結局何をしているのかというと、
世界観の構築
をしているんですね。
つまり、全体的にこんな雰囲気になったらいいなあというイメージです。
より具体的に、より自分が素晴らしいと思えるようなイメージを最初に描いてしまうと結構、目指すべき方向が見えてきて動きやすくなります。
小説を書く、脚本を書く、歌をつくる、ラジオ番組をつくる、とかなんでもいいんですけど、なにかの制作にたずさわっていて、ネタに困っているような人は、まず頭の中に自分の好きな情景とか、面白いと思えるようなシーンを一枚絵にして描いてみてください。
そこを目指して、作っていけば面白いものができるかもしれません。
ちなみに私は「人類が滅亡してしまった世界に、一人取り残されたおっさんがメイド服を着て踊る」というシーンが描きたくて、脚本を書いたことがあります。
〇面白いものをつくるために最初にすることまとめ
- 世界観を構築してみよう
でした。そんなことをいいながら、このブログの世界観は本当にグダグダなんですけどね…。すみません。
あ、いつか本当にラジオはやりたいと思います。
そういえば私のかたわれ、左のふくらはぎが南極の方に落下して、観測隊員を次々と殺していってるらしいんですけど…
それはまたべつのおはなし…。